逆転スペクトル

元ニートでナヨナヨな一児の父が綴る、由なし事。

子育て

Edge of Shame

小学二年生は、親に抱っこされることを嫌がるものだろうか。 統計的多数の小学二年生がどうなのかは分からないが、ひとまず娘は嫌がらない。むしろ今でも抱っこされると喜ぶくらいだ。 そんな娘と休校時家庭時間割における「体育」で、散歩に出かけた時のこ…

飛ばないほうきは、ただのほうきだ。

3歳にして「ルージュの伝言」をフルコーラス歌いきれるようになってしまうほど「魔女の宅急便」が大好きな娘は、キキの様に魔法のほうきで空を飛ぶことを夢見ている。その「ほうき熱」は、自宅の浴槽のふち、ベッドに横たわる父の脚、果ては公園の庭の通行規…

世界の法則 VS 断固たる決意

先日一家で夕飯を食べていたら、窓の外が暗くなっているのを見て、 「暗くなるのやだ!」 と娘がゴネ出した。 それを受けて私は、 「確かに暗いのは怖いし寂しい気もするね。でもそうは言っても、これは世界の法則なんだよ。太陽が沈む1日の半分が夜になるの…

ホログラム・ママ

朝、保育園に娘を預けてお別れするときは、抱っこして十数える→両手でハイタッチ→両手でグータッチ、をセットでやっている。 「お別れのタッチ」だけでは納得しないでグズる娘をなだめるために「お別れの抱っこ」をプラスするようになり、そしたらいつまでも…

2歳の娘にマジックを見せてみた

不器用なマジック好き「不器用を3Dプリンタで印刷して魂を吹き込んだらいっこうの出来上がり」という神様のレシピが天界のクックパッドに上がっているような気がする程度に不器用な私なのだが、そのくせ昔から人に手品を見せるのが大好きで、いくつか軽いテ…

そして時は動き出す

子どもが楽しむ姿を見るのは嬉しいものだ。愛しい娘が見せる笑顔は、私にとっての仙豆である。そして今日も私は、娘が楽しみ笑ってくれるよう試行錯誤しながら一緒に遊ぶ。 今日はそんな日々の中で生まれた、我が家の多分オリジナルな「遊び」を一つご紹介し…

ジバガニのせいなのね?

先日二歳の娘のまぶたの腫れを診てもらうため、ビルの2階にある眼科へ行こうと、娘を抱っこしながらエレベーターに乗った瞬間、娘が唐突に「カニさんがいるよ!」と言い出した。 しかし乗り込んだエレベーター内をさっと見回しても、そこに蟹らしきものは一…

魔法

幼稚園でのことはほとんど覚えていない。でも一つ私の心に強烈な印象を残しているのが、送迎バスの運転手さんの「魔法」。交差点で赤信号でバスが止まったとき、彼が指をパチンと鳴らすと、その瞬間に信号が青に変わる。幼稚園に入ったばかりの私にとって、…