逆転スペクトル

元ニートでナヨナヨな一児の父が綴る、由なし事。

【ネタバレあり】椎名林檎のライブに行ってきた。

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椎名林檎のホールツアー「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」に行ってきた。
 
開演直前に後ろの席から聞こえてきた話によると、今回はチケット競争率が高くヤフオクでもかなり値上がりしてるとか。
ファンクラブ創設からの会員*2で、今回も会員特典のファンクラブ先行販売でチケットをゲットしていた私に抜かりはなかった。
 
最新アルバムからの曲が多いのかなと予想していたら、「警告」「罪と罰」「迷彩」「真夜中は純潔」「群青日和」「御祭騒ぎ」「ブラックアウト」などの懐かしい曲が多く、東京事変時代や他アーティスト提供の曲を含めたキャリア全体から満遍なく、今回のバンド編成に合ったものを多く選んできた感じ。ゆえに最近の曲にあまり詳しくなかった妻も楽しめた様子。
最新アルバムからは一番好きな「走れゎナンバー」も演ってくれたし、大満足のセットリストだった。 
走れゎナンバー

走れゎナンバー

 

最近の推しキャラなのか、露出過多で豊胸ぶりを強調するような衣装が多かった。久しぶりの看護師スタイル(でも「本能」は唄わなかった)による、ガッツリ振り付け覚えての一曲丸々セクシーダンスも披露するなど、初期ツアーで志々雄真実ばりの全身包帯コスチュームで、無骨なパフォーマンスをやってた頃にはとても想像できないサービス精神旺盛ぶり。

まあでも彼女がサービス精神旺盛なのは多分昔からで、若い頃は周囲から「エキセントリックなあたし」を求められてるという意識からああいう形になっていたのが、いい大人になった今は、もっと分かりやすい形でそのサービス精神を現すようになっただけなんだろう。
 
曲数が多かったせいかMCはほとんどなしで、アンコール登場時に少し時間取った程度。ベースの鳥越啓介さんの八王子ネタに、面倒くさいツッコミをいれる姿が林檎嬢らしかった。
 
ここ2週間以上風邪が長引いていたり、睡眠不足が続いていたので、身体も心もかなりヘロヘロだったのだけど、ライブ中は魔法がかかったように、唄と曲に合わせて自然に身体が動いて楽しかった。
 
1998年に大学近くの新星堂で行われたインストアライブで洗礼を受けて以来、ほとんどの彼女のライブを観てきた。大げさなようだが、ライブが終わった直後はいつも、椎名林檎と同時代に生まれて良かったという感慨に浸れている。ありあまる富だ。
 
※1998年のインストアライブの感想は以下の記事参照。
日出処

日出処

 

 

*1:1998年のインストアライブの時に手渡しでもらった直筆サイン。

*2:トリビア】現行ファンクラブ「林檎班」の前に、「風雲ディストーション」というファンクラブがあった。